2部・ジョージア・ポティ

<フェル>

トビリシの街から、ラピスラズリRouteは3つの道に分かれます。
その一つの行き先、ポティは、黒海にあるジョージアの3つの港のうちの一つで、サメグレロ=モゼ・スバネティにある都市です。

ポティがあるスバネティ地方はタマル王が毎年訪れたという険しく美しいコーカサス山脈もあります。世界で一番標高の高いところにある町や、戦いの歴史が今でも残る独特な形をした塔など、文化遺産が今でも残されています。



◆ナニラ
子守り唄の民謡にスヒシュビリ創始者の孫、スヒシュビリジュニアが2003年に振付ました。衣裳は鐘をイメージし、鐘が揺れるさま、ゆりかごが揺れるさまを踊りにしています。最後にはに赤ちゃんが眠りにつくストーリーを踊りますので眠らずに最後までご覧ください。

ダンサー:サフィーラ・カハラマーナ・Juno・もう一名

<フェル>
コーカサス山脈で国境を分けているこの地方の山岳地帯では様々な民族からの侵略があり、戦いの歴史があります。ロシア側の国には、東の方からダゲスタン共和国、チェチェン共和国、イングーシ共和国、北オセチア共和国、ガバルタ・バルカル共和国、カラチャイ・チェルケス共和国・・・聞き慣れない共和国名が続きますね💦
そのカラチャイチェルケスの北にある国、アディゲ共和国の踊りを今日はご覧いただきます。

ダンスを披露してくれるのは、SNSでアディゲ共和国の国立舞踊団「レズギンカ」に見いだされ、研修生としてスカウトされたジギット野崎さんです。

◆【サシュフヮル・グゥェヂェグ/Sash'hwar Gwedzhegu/Сэшхуэр гъэджэгу】

コーカサス北西部にルーツを持ち12の氏族からなるアディゲ諸族に伝わる伝統的な剣舞で、ダイナミックな剣裁きが特徴です。

それではお楽しみ下さい。



◆ スワヌリ
通常は男性の踊りですが、先ほどのスヒシュビリジュニアが「ジョージアの若者がクラブでジョージアンダンスを踊れるように」と女性ために振付を作りました。民族衣装にこだわることなく普段着で目いっぱいオシャレしてクラブで踊れるスヒシュビリジュニアの演目は、古典に対してモダン演目と呼ばれジョージア国内でもとても人気があります。

ダンサー:サフィーラ・カハラマーナ・Juno・プラスアルファ

Lapis Lazuli Road

ラピスラズリとは、ラテン語で「石」を意味する「ラピス」とアラビア語で「青」を意味する「ラズリ」を意味し、国と民族を超えた創作語です。 才能のある人はどこにいても目立つ、という諺に「瑠璃(るり)も玻璃(はり)も照らせば光る」とありますが、ラピスラズリは和名で「瑠璃」と言います。平安末期の歌集にも「瑠璃の浄土」と出てくるように、古くから日本においても「瑠璃色」は夜の深い青の美しさを表わしています。

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