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Lapis Lazuli Road


ラピスラズリとは、ラテン語で「石」を意味する「ラピス」とアラビア語で「青」を意味する「ラズリ」を意味し、国と民族を超えた創作語です。
才能のある人はどこにいても目立つ、という諺に「瑠璃(るり)も玻璃(はり)も照らせば光る」とありますが、ラピスラズリは和名で「瑠璃」と言います。平安末期の歌集にも「瑠璃の浄土」と出てくるように、古くから日本においても「瑠璃色」は夜の深い青の美しさを表わしています。

2022.03.11 13:09
1部・序
<MC>数千年間もの間、広く愛されている青色の宝石があります。それはラピスラズリ。エジプトのファラオ、ツタンカーメンの金のマスクから、中国のキジル洞窟まで、中東から南アジアまで広く発見されています。アフガニスタンのコクチャ川渓谷を起源としているにもかかわらずシルクロードのいたるところでその青い石を見つけることができるのです。ラピスラズリの陸路交易は、私たちにとって身近なシルクロードやスパイスロードとそのサブルートの交易路が出現する前に、すでにアジア全体に存在していたことを示しています。(ラズリロードの地図を投影)イラストの依頼近年では「ラピスラズリRoute」と言えば、2018年に開通したトルクメニスタン、アゼルバイジャン、ジョージアを経由してアフガニ...
2022.03.06 14:55
1部・アゼルバイジャン・バクー
<フェル>コクチャ川の渓谷はラピスラズリ採掘で知られています。紀元前3千年紀に早くも稼働しており、古代のエジプト人とメソポタミア人の文明、そして後のギリシャ人とローマ人にとってのラピスラズリの源でした。ツタンカーメンのデスマスクのアイライン、クレオパトラのアイシャドーに使用され、ミケランジェロはそれを使ってシスティーナ礼拝堂を彩り、フェルメールは「真珠の耳飾りの少女」、ゴッホは「星月夜」の青はすりつぶしたラピスラズリに油をまぜた絵の具です。アフガニスタンで採掘されたラピスラズリはトルクメニスタンを通り、カスピ海を渡り、アゼルバイジャンのバクーに到着します。今日の物語はここアゼルバイジャンから始まります。アゼルバイジャンもバクーも名前は知っているけど良く...
2022.03.06 14:50
1部・ジョージア・トビリシ
<フェル>バクーを経由してラピスラズリはジョージアに入り首都トビリシにたどり着きます。ここからしばらくは、キリスト教のエリアをたどります。ジョージアの宗教はジョージア正教です。首都トビリシは、時にティフリス(Tiflis)とも呼ばれ、ジョージア語の古い言葉で "ティビリ"とは「暖かい」という意味で、それがトビリシの語源です。トビリシにはワフタング・ゴルガサリ王がこの地を発見したという言い伝えがあります。王が狩に出かけ鷹を飛ばした。鷹は雉(キジ)を追いかけて飛んでいったのですが、鷹も雉も行方不明となりました。従者たちが探し回るとアバノツバニにある温泉の中に落ちている鷹と雉を発見しました。温泉を発見したワフタング・ゴルガサリ王はそれをとても気に入り、この地...
2022.03.06 14:48
2部・ジョージア・ポティ
<フェル>トビリシの街から、ラピスラズリRouteは3つの道に分かれます。 その一つの行き先、ポティは、黒海にあるジョージアの3つの港のうちの一つで、サメグレロ=モゼ・スバネティにある都市です。ポティがあるスバネティ地方はタマル王が毎年訪れたという険しく美しいコーカサス山脈もあります。世界で一番標高の高いところにある町や、戦いの歴史が今でも残る独特な形をした塔など、文化遺産が今でも残されています。◆ナニラ子守り唄の民謡にスヒシュビリ創始者の孫、スヒシュビリジュニアが2003年に振付ました。衣裳は鐘をイメージし、鐘が揺れるさま、ゆりかごが揺れるさまを踊りにしています。最後にはに赤ちゃんが眠りにつくストーリーを踊りますので眠らずに最後までご覧ください。ダン...
2022.03.06 05:11
2部・ジョージア・バトゥミ
<フェル>◆ バトゥミ~黒海の最大の最大港湾都市でギリシャの植民地だった歴史がある都市。17世紀以降オスマン帝国の支配下に置かれ住民のムスリム化が進みました。現在は人口の90%がムスリムでアジャリア自治共和国を形成しています。アジャリア自治共和国の名前が付いた踊りアチャルリダンス。ジョージア アチャルリノグチ先生の横浜の振付を踊ります。ダンサー:アンサンブルサフィロネビ
2022.03.06 05:09
2部・トルコ・カルス
<フェル>トビリシを通過して第3のルートは、アハルカラキ~サムツへ=ジャヴァへティ州を経てトルコの東アナトリアにあるカルスへと進みます。カルスは9世紀にはアルメニアによって支配されていました。カルツはアルメニア語で「義理の娘」つまり「花嫁」の意味を持つそうです。ジョージア語でカルツは「門」の意味を持ちます。 本日は、アルメニアンダンスとアルメニアンダンスに影響されたというトルコの民族舞踊、アタバルをお楽しみいただこうと思います。アルメニアンダンスを踊るTazukoさんが7月に出産されたのでその前に動画で踊っていただきました。本日はそれをお楽しみください。カルツ、花嫁にちなんで、ウエディングの時に花嫁さんが踊る踊りです。 (動画で参...
2022.03.06 05:00
2部・音楽の時間
コーカサス音楽楽団の演奏タイム◆アコーディオン・Shin-ya
2022.03.06 04:12
2部・ナルナリ~世界は安寧であれ
踊れる人は全員で。衣裳揃えず、各国の衣裳で踊ります。世界中の民族が一つに調和を踊っていくコンセプトです。5/21・22 フジヤマダンス合宿で振付WSあり。

Lapis Lazuli Road

ラピスラズリとは、ラテン語で「石」を意味する「ラピス」とアラビア語で「青」を意味する「ラズリ」を意味し、国と民族を超えた創作語です。 才能のある人はどこにいても目立つ、という諺に「瑠璃(るり)も玻璃(はり)も照らせば光る」とありますが、ラピスラズリは和名で「瑠璃」と言います。平安末期の歌集にも「瑠璃の浄土」と出てくるように、古くから日本においても「瑠璃色」は夜の深い青の美しさを表わしています。

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